認証工場と指定工場の違い

認証工場は地方運輸局長から認証を受け、自動車の分解整備ができる。ただし、認証工場は車検の検査を国の車検場まで持ち込み受けなければならない。指定工場は車の移動はなく、工場内で車検を取ることができ、民間車検場とも呼ばれる。

指定工場とは、認証工場の中で設備や技術、組織などが一定の基準に適合した工場で、東北地方運輸局長の指定自動車整備事業の認可を受けた工場です。指定工場になるためには、厳しい審査に合格しなければいけません。

認証工場とは、一定の規模の作業場と設備、分解整備に従事する整備士を有する工場で、東北地方運輸局長が自動車分解整備事業を認可した工場です。

整備や修理などは行えますが、検査ラインを持ってないので最終検査ができず、最終的な車検は仙台陸運支局(車検場)に持ち込まなければいけません。

指定整備は、検査基準が厳しく安心して車が利用できます。

指定工場の認可を受けてからも指定基準を満たしているかどうかの、監査も陸運支局の担当官が予告なしに行われることもあるので、指定工場は常に高いレベルで指定工場としての認可基準を維持する必要があります。

実際、車検時の検査項目はどこをどんな基準で見ているのかを説明いたします。

自動車の同一性の確認

  車検で入庫された自動車と、車検証の記載情報が一致するかの確認を行います。ナンバープレート、車体番号、エンジンの型式、車両の寸法などが車検証通りか確認します。

外観の検査

外観検査では、自動車の外観などに異常がないか検査を行います。すべての灯火類が適切に作動しているか、レンズなどに割れがないか、灯火の色などの点検します。ワイパーは正常に拭き取られるか、ウインドウォッシャー、クラクションが正常に(音や音の高低)機能しているか。

フロントガラス、他のガラス等に割れやヒビがないか。タイヤの溝があるか(1.6mm以上)ホイールナットが緩んでいないか、ホイールは適切な規格の物が装着されているか。タイヤなどがハミ出していないか。メーター内のランプ等が正しく機能し点灯しているか。非常用具(発煙筒他)は積載されているか、有効期間は。室内の装備などが適切な物が使用されているか、目視での検査を行います。

サイドスリップの検査

操舵輪の直進時の横滑り値が規定値(100m進んで5mの範囲)に収まっているかの検査を行います。

スピードメーターの検査

スピードメーター上で40kmの時の、実際のスピードとの誤差が規定の範囲内か(初年度登録で誤差違う)を検査します。

ブレーキのの検査

前後のブレーキと駐車ブレーキが規定の制動力が出ているかの検査を行います。車重(車軸の重さ)によって必要な制動力は変わります。

ヘッドライトの検査

ヘッドライトの明るさと向きが規定の範囲内かを検査します。

下廻りの検査

自動車の下から各種検査をします。オイル漏れなどがないか。ブーツ類の破れがないか。ボルトやナット等の緩みなどがないか。消音機のガス漏れ、取り付け状態は良好か。

排気ガス検査

排気ガスに含まれる、CO(一酸化炭素)HC(炭化水素)の濃度が規定値の範囲内かを検査します。デーイゼル自動車の場合は、黒煙や排気ガス内の汚染度を検査します。

上記の基準を検査の時点で全て満たしていれば、車検に合格となります。

上記の基準でしか車検の検査は行われないので、合わせて法定24か月点検が法律で義務付けられています。法定24か月点検を受けることで、さらに安全安心が向上されます。

56項目の点検項目を24か月点検で行い、点検後必要な整備を行い車検終了です。

まるとよ自動車の車検は、仙台の検査場までの走行数も気にせず、燃料の負担もなく格安になっております。